口臭が減るだけではなく、緑茶にはさまざまな健康効果がある
どうも、右京です。
緑茶を飲むと口臭が減る、なんて話をよく聞きます。本当なのか気になって調べてみたところ、緑茶には口臭が減るだけじゃなく、さまざまな健康効果があることが分かったのでいくつかまとめてみます。
緑茶に含まれる「カテキン」が口臭を抑えてくれる
緑茶には、フラボノイドやタンニン、クロロフィル(葉緑素)などの成分の他に、植物細胞の活性化や生成を促すカテキンが含まれています。
カテキンには殺菌効果や菌の増殖を抑制する静菌効果があり、口の中にいる細菌の活動を抑えてくれるので口臭対策に有効です。
また、苦み成分であるタンニンにも同じく殺菌効果があります。
そのほかにも、緑茶には緊張を和らげてくれるリラックス効果があることが確認されていて、緊張しているときの口臭や、唾液がたくさん出る食後の口臭も抑えてくれます。
慢性的な口臭には効果がない
しかし、口の中の乾燥だったり、唾液の不足が原因の慢性的な口臭には効果はありません。むしろ、緑茶に含まれているカフェインやテオフィリンには利尿を促す効果があるので、その分唾液が減ってしまい、口臭を抑えるどころか逆効果になってしまう場合があるので注意が必要です。
その他の効果
緑茶に含まれるカテキンには、免疫を上げる作用や血中コレステロールを低減する効果、高血圧予防や抗がん作用など、口臭を抑える以外にもさまざまな効果が期待されているようです。
また、コーヒーに含まれるカフェインは100mlで約45mg。対して緑茶にも約20mg含まれています。つまり、コーヒーほどではありませんが、緑茶にも眠気を抑える効果があるんですね。
飲みすぎには気をつけて
確かに緑茶は体にいいのですが、飲みすぎには注意しなければなりません。緑茶を飲みすぎると、タンニンが作用して消火器のはたらきを抑制して便秘になりやすくなることがあります。
緑茶にはこのような短所もあるので、それを理解した上で上手な飲み方をしなければなりません。
【さいごに】緑茶を飲む人が減っている?
食事や一服のお供に一杯。休憩中に一杯。当たり前のように飲まれていた緑茶。ですが近年、緑茶を習慣的に飲む日本人が減っているようです。
平成27年度の国内消費量は約7万8千トン。10万トンを超えていた平成19年度から年々右肩下がりになっています。日本人といえば緑茶、というイメージが強く根付いていますが、実は数字を見るとこんなにも深刻なんですね。